布団をコインランドリーで丸洗いする方法



洗濯表示のタグ

 

 

前項で注意が必要な布団についておおまかに説明しましたが、詳細については布団の洗濯タグをチェックしてみてください。布団が洗えるかどうかは、洗濯表示のタグで確認できるのです。

 

基本的に自宅で洗える布団には洗濯機マークが付いている絵表示と、手洗いの表示があるものとなります。水洗い表示が×になっている場合は自宅では洗えません。ドライマーク表示の場合は専門のクリーニング店に依頼することになります。これを無視して無理に洗ってしまうと、中綿が偏ったり、加工が取れたりするので止めておきましょう。

 

ちなみに洗濯表示は2016年12月に内容が新しくなりました。この改正はかなり全面的なものとなっており、今までの見慣れたマークの形も意味も結構変わっています。今まででは「手洗イ」というように文字も入っていたのですが、手が差し込まれる図に変更されています。こうした記号の変化に加えて、そもそも製品の品質試験方法も変更され、意味する内容も変わっているので、ちょっと意識して絵表示をみてください。

 

「この新しい表示は前のこの表示と同じ意味だろう」と安易に考えずに、まったく新しい表示だと思ったほうがよさそうです。新しいJIS規格では、洗濯処理:14種類、漂白処理:3種類、タンブル乾燥:3種類、自然乾燥:8種類、アイロン仕上げ:4種類、ドライクリーニング:5種類、ウエットクリーニング:4種類、というようによりきめ細かい表示になっています。

 

今までは「記号の表す洗い方をお奨めする」といういわゆる指示情報だったものが、今回では「回復不可能な損傷を起こさない最も厳しい処理・操作に関する情報を提供する」という上限情報に変わっているのも重要ポイントです。布団は高価なものですから、洗濯でダメになってしまわないように注意しましょう。